津奈木町立赤崎小学校再生プロジェクト
現代アーティスト・柳幸典氏のコンセプトのもと共同で設計しているプロジェクトである。アーティストによるコンンセプトは以下の通り。
「本計画は、2010年3月に廃校となった津奈木町立赤崎小学校のスイミングプールとその付随施設を芸術体験が出来る宿泊施設としてリノベーションするプロジェクトで、海に浮かぶように建設された赤崎小学校のエリア全体をアートで再構成する構想の核となるプロジェクトである。
赤崎小学校が面する不知火海は、かって高度経済成長期の大規模な工業災害の暴力にさらされた海であった。その海を見るための特別な空間を有するこの宿泊施設は、津奈木町の未来を担う子供たちを育んで来たスイミングプールを再活用することで、小さな動植物たちの箱庭的生息空間を育てると同時に自然環境の壊れやすさについて体感してもらうための装置としても機能するように設計されている。
「入魂の宿」の名称は石牟礼道子の詩「入魂」から引用した。「海に魂が入る」と石牟礼が表現するところの、海と天が結び合う瞬間の神々しさを、地域資源の再生によって造形できればと願っている。 柳幸典」
「本計画は、2010年3月に廃校となった津奈木町立赤崎小学校のスイミングプールとその付随施設を芸術体験が出来る宿泊施設としてリノベーションするプロジェクトで、海に浮かぶように建設された赤崎小学校のエリア全体をアートで再構成する構想の核となるプロジェクトである。
赤崎小学校が面する不知火海は、かって高度経済成長期の大規模な工業災害の暴力にさらされた海であった。その海を見るための特別な空間を有するこの宿泊施設は、津奈木町の未来を担う子供たちを育んで来たスイミングプールを再活用することで、小さな動植物たちの箱庭的生息空間を育てると同時に自然環境の壊れやすさについて体感してもらうための装置としても機能するように設計されている。
「入魂の宿」の名称は石牟礼道子の詩「入魂」から引用した。「海に魂が入る」と石牟礼が表現するところの、海と天が結び合う瞬間の神々しさを、地域資源の再生によって造形できればと願っている。 柳幸典」